高血糖体質を招く生活習慣

ここでは常時高血糖の体を作り、いずれは糖尿病を招いてしまう
大きな3大要因について、解説していきます。

まず始めに、糖尿病にとって最も大きな要因は「食生活」に違いありません。

まずはとにもかくにも、食生活を見直すことから始めましょう。
血糖値を上昇させる直接的な要因は、”基本的には”食事以外にはなく
高血糖の直接的な要因の、ほぼ全てが「食事」であるとも言えます。

しかし、高血糖・糖尿病は

「甘いもの」

「砂糖」

「ブドウ等」

といった食材を摂り過ぎることが原因というイメージがありますが
決して、それだけが直接的な原因とは言えません。

高血糖を招く食事内容

基本的に食事というものは、
活動するための「エネルギー」を摂取するための習慣ですが
肉体を「構成」するために必要なものでもあります。

活動する際のエネルギーの中心となる「ブドウ糖」
なくてはならない栄養素であり、摂取→燃焼というサイクルは
誰の体の中でも起きている、当たり前の体の営みです。

「糖尿病」というのは、「食後」だけでなく”常に”血糖値が高い状態であり
「何を食べたか」という角度ではなく「なぜ下がらなくなったのか」という
糖尿病に至るまでの食事を取り巻く、「習慣」を考えることが大切です。

基本的には全ての栄養素がリスクとなる

糖尿病患者の中には、痩せている人も確かにいますが
基本的には、肥満・体脂肪が人の割合は多いです。

そして、その「肥満」という状態を招くのは
「脂質」の摂りすぎだけが原因ではありません。

炭水化物・たんぱく質・脂質、どの栄養素も
最終的には「中性脂肪」に変化する性質を持っており
太っている人は、特定の栄養素を過剰摂取したわけではなく
あらゆる栄養素が、太る・高脂肪率の原因になっています。

そして、それは血糖値にも同じことが言え
ブドウ糖の過剰摂取だけが、糖尿病を招くわけではありません。

むしろ、ブドウ糖に関して警戒する必要があるのは
高血糖状態になった後、糖尿病を発症してしまった後になります。

それは「インスリン」の機能障害が、”すでに起きてしまった後”ということでもあります。

ブドウ糖が最もリスクが高いことは確か

そうは言っても、血糖値を上げる要素としては
ブドウ糖が最も大きな要素であることは間違いありません。

しかしブドウ糖は、最初からブドウ糖のカタチをしていない場合もあります。

炭水化物が、唾液によって「デンプン」に変化し
デンプンが最終的にブドウ糖として代謝されます。

絶対量で考えた場合、炭水化物である「お米」を主食としている
日本人は、基本的に高血糖状態に陥るリスクが高いと言えます。

基本的には「食べ過ぎ」が体のあらゆる機能トラブルの原因であり
血糖値に関しては、栄養素の種類よりも「エネルギーの絶対量」が大きく影響しています。

「運動不足」が招く高血糖

”運動不足自体”が、直接的に高血糖を招くことはありませんが
”血糖値の上昇を招きやすい環境を作っている”ということは十分に考えられます。

事実として、運動の習慣が少ない人ほど
糖尿病を発症する割合が高いことが分かっています。

運動の習慣が少なければ少ないほど、血糖値が上がりやすい状況は加速していくことになり
結果的に糖尿病のリスクが上がって行くことは間違いありません。

運動はインスリンの働きをサポートするも効果がある

運動不足の状態が、体に染み付いてしまっていることによって
体が「代謝」効率の悪い状態になってしまっていると考えられます。

代謝とは、

  1. エネルギーを吸収し
  2. エネルギーを変換し
  3. エネルギーを消費(燃焼)する

という、一連の体の働きであり
血糖値が上がる仕組みと、下がる仕組みの両方が密接に関わっています。

インスリンが血糖値を下げる仕組みとしては
食事の摂取によって体に吸収され、血液中に流れたブドウ糖を
細胞・筋肉に取り込みエネルギーとして利用することによって

結果的に血液内の血糖値が下げることが中心です。

インスリンがしっかり分泌・機能していれば、ブドウ糖をエネルギーとして燃焼させ
また、体の必要な部分に吸収させるということができ
血液中に余分なブドウとは残らず、高血糖にはなりません。

しかしインスリンの働き自体に依存していては、効率の良いエネルギー代謝は実現しません。

この、インスリンによるブドウ糖の代謝を助けるために
本来は、体を動かす(運動する)ことが必要なのです。

インスリンの、その働きを助けてもらえない状態というのは
働きを助けてもらえる状態よりも、更にインスリンの分泌働きが必要になるため
インスリンの”分泌環境自体”にとっても、負担となります。

その結果、インスリン・インスリンの分泌環境が
機能不全に陥る状態が、早く訪れることになります。

血管に「耐性」ができていないことによる悪影響

また運動不足は高い血糖値だけではなく、血管の脆さを招くことにもつながります。

運動することで、脈拍が上昇し血流が早くなりますが
日常的な運動習慣によって、血流が早まることに慣れていれば
早い血流への「耐性」ができており、血管へのダメージは少なくて済みます。

しかし、日常的な運動習慣があまりないことによって
血管が「硬く」なっており、より負担がかかりやすくなります。

それによって血管壁が厚くなり、血管内が狭くなることによって
「動脈硬化」といった、別のマイナスとなる症状を招くことにもなります。

「ストレス」が招く高血糖

意外にも、「ストレス」は血糖値を上昇させる原因になります。

一見ストレスと血糖値は関係がないように思うかもしれませんが
体がストレスを感じると、”果果的に”血糖値を上げる仕組みになっています。

また、常にストレスを感じている状態に置かれている時は
常に血糖値が高くなっている状態が保たれている可能性もあり
血糖値が高い状態が続くと、糖尿病につながるリスクが上昇します。

また、ストレスは「イライラ」した状態や「憂鬱」な心情だけではありません。

環境の変化や、身体的な痛み等もストレスとして
体が認識し、それに合わせて各器官・機能を働かせます。

自律神経のバランスを乱す

ストレスによって、血糖値が上昇する仕組みとしては
「自律神経」の働きが大きく関係しています。

自律神経は内臓の働きや筋肉の働き、そして精神的・感情的なバランス
体のありとあらゆる要素を、司っている、非常に重要な神経になります。

この自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という
「動」と「静」の働きを持った2つの神経によって構成されています。

この2つの神経が、お互いにバランスを取り合うことによって
体のあらゆる機能が円滑に働くことができます。

すなわち、この自律神経が乱れることによって
体のあらゆる機能にトラブルが発生することになります。

そして、そのトラブルの1つに血糖値の上昇も含まれます。

生理的な反応としての血糖値の上昇

そもそも、ストレスを受けた際の血糖値の上昇は
体の反射的な機能として、自然なことでもあります。

ストレスを受けた際体は興奮状態になり、「交感神経」が活発に働き
脈拍・血圧・血糖値、あらゆる要素が”動”の反応を始めます。

動物の「防衛本能」が反応した結果だと考えられており
体温も上昇し、全ての体の機能が激しき機能し始めます。

継続的なストレスが非常に危険

この交感神経の反応は、ほとんどが一時的なものですが
日常的に・継続してストレスを”受け続けている”場合、常に体は興奮状態に陥っており
血糖値に関しても、常に高くなっている状態が続きます。

その状態を鎮めるために、インスリンの分泌も活発になりますが
常に暴飲暴食している状態と似ている状態であり
いずれインスリンの分泌機能がオーバーヒートを起こし、糖尿病へと近づいていきます。

「自律神経失調症」の可能性も

自律神経が乱れたことによって、体に不調が洗われる疾患に
「自律神経失調症」というものがあり、聞いた事がある人も多いと思います。

この疾患は、ありとあらゆる体の不調の症状が現れますが
「自律神経のトラブルが原因」ということだけで
どのような症状が現れるかは、分からないということが特徴です。

それは頭痛であったり、頭痛であったりと本当に様々です。

この症状の1つにも「急激な血糖値の上昇」が見られることもあり
一時的な症状の可能性もありますが、より深刻な場合もあるためより注意が必要です。

そして、自律神経失調症の大きな原因の1つも「ストレス」になります。